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道草ジロー

今に不満でもがく、もがく!!1ミリでも前へ!!

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前職を辞めてから20日間がたちました。

途中、1回派遣行ったけれど、それと友人に会う以外は家に引きこもり。

あとは時々スーパーにお菓子買いにいったりするくらい。

それくらい無気力で自信もなくて沈んでました。

そして自分の世界に蓋をしていたといいますか。



昨日は彼女と会った。

ふわふわの白いジャケットとスカート姿で相変わらず可愛かった。

客数の少ないイタリア料理屋はそれでも音楽が流れていたから静かではなかったです。

ただ、どんな音楽が流れていたかは全く思い出せないんだけれども。

仕事の話で会話が途切れたところで、思っていたことをぶちまけてみました。



{俺なんか捨てて、もっとしっかりとした新しい男を見つけた方がいいんじゃないか。」




男に生れながら恥かしい発言で、かつ身勝手で何度も躊躇いました。

しかし言いました。

簡単に話そうと思ってたのに話してるうちに涙が出てきました。



だまって聞いていた彼女ですが、目に涙がたまってました。

一通り話し終えると、彼女はトイレへ。

今まで泣く姿は見せたくないと言っていたからなのかもしれないし、それ以外の理由だったのかもしれません。ただ、食事中には基本的にトイレには行かない人だったから、やっぱり泣いていたのかもしれない。

帰ってくると彼女が話し始めました。

「前に私が憎んでる人がいた、って話したでしょ?」

全くといっていいほど愚痴を言わないし、人に不満を言わない彼女でした。しかし、以前に1回だけ憎んでいる相手がいるという話を聞きました。それは彼女の叔父、彼女の父の弟です。昨日彼女は唐突にその叔父の話を話し始めたのです。

「叔父さんはね、もともと引っ込み思案で人付き合いが不得意だったのね。だから仕事もうまくいかなくて、実家で暮らしてた。1回は外へ出ようと思って新しく仕事に就いたこともあったらしいの。おばあちゃん(彼女の父方の)は馬鹿だから、ある程度叔父さんにお金を握らせたみたい。でも一ヶ月ですぐ実家に戻ってきちゃってね。」

「心の病気ということはわかってるんだけど、もうとにかく面倒くさいの。叔父さんは。」

「もし、あなたがそんな叔父さんみたく働かずに無職のままでいることを受け入れるようであれば、


それはありえない。」



僕の目を真っ直ぐ見据えて言い放つ姿は今までの彼女からはそれこそ”ありえない”姿でした。

僕自身ずっと無職のままいる気なんかなかった。30歳までもあと数年しかない。だけど、どう新しい仕事を決めればいいのか全くイメージできずにいた。それで今ここにいる。

それでも、そんな僕を必要としてくれている人がいる。それが彼女だと思っていた。我ながら馬鹿だった。放った言葉と裏腹に心のどこかで、それでも「嫌だ、あなたがいい」と言ってくれるんじゃないかと期待していた自分がいたのです。全く阿保らしいですよね。

彼女は見た目ふわふわしているけれど、しばしば頭のキレる一面がありました。しかし、それを指摘してもはぐらかされていたのですが、昨日は彼女のその一面が全面的に出ていました。

終始、笑顔の絶えなかった彼女が、真顔ですっと僕の目を見ている状況には緊張しました。何を言っても通る気がしませんでした。

「とりあえず出よう。」

彼女の一言で会計を済ませました。いつもなら2時間以上入り浸るところですが、今日は1時間ちょっと。空気があまりにも重かったです。そんなつもりはなかったんですが・・・。

「今後あなたはどうしたいの?」

「・・・。どうしたいのかわからないんだ。」

その後駅についた僕らは20分ほど改札前で答えの出ない話し合いをしていました。以前は駅前で修羅場になっているカップルを見ては「俺らもあんななっちゃうのかな~?」なんて話していたのが、まさか本当にそんな時が来るなんてですよね。過去があまりにも懐かしくて、今日まで平和だったのに。あんなこと間違っても言うんじゃなかったと激しく後悔しました。

「明日は仕事遅いんでしょ?俺はまだ大丈夫だけど、まだ話す?それか、また日を改めて話さない?」

「帰る。」

帰りの電車も一切会話なし。

「また連絡するから。」

乗り換えの駅で彼女はそう言うと、電車を降りました。

座席に座ると鼓動がどうしようもなく高まっていたことに気がつきました。それと同時に彼女との思い出が思い返されて、ここで終わるんだなと思うと引き裂かれるような気持ちでした。

家についてすぐベッドに横になっても鼓動は止まりません。全く眠気がありませんでした。いつもならどんな状況でもすぐ寝付けるんですが。

仕方なく、沈んだ時に元気をもらってた五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という50ページあまりの冊子に目を通しました。いつもなら途中で感動して泣くんですが、今日は全く頭に話が入ってきませんでした。ただ2つだけ印象的だったことがあります。

1つは辛い状況で「有り難う」と言うことで、今後の不幸の連鎖を断ち切ることができるというまじないみたいなもの。もう一つは、五日市さんがイスラエルであったおばあさんの言葉で「運命というものはね、あるのよ。私たちの人生はね。最初からほとんど決まっていたのよ」というものです。

決まっていた。

大学2年のころ。そのときは失恋の直後でした。同じ大学の女の先輩に僕の失恋話をしたことがありました。一通り僕の話を聞き終えるとその先輩はこう言いました。

「当たり前じゃん。」

先輩は僕の彼女を知りません。僕とも短い付き合いなので、なぜそこまで言えるんだろうと憤慨寸前でした。

「どうしてですか?」

「いつか別れは来るものなんだよ。絶対にね。」

決まっていた。そうかもしれない。そうなんだろうと今では思えます。

運命か・・・と思いながら、「ありがとう、ありがとう」と呟きながらその夜は眠りにつけるまで待ちました。しかし、結局鼓動の高まりはおさまらず、眠ることはできませんでした。

朝の5時。どうしようもない。でも何もする気になれない。今まで引きこもって時間を潰してきたアプリゲームも、映画も一気に価値を失ったようでした。死のうか。いや、

就活しよう。

彼女とぎくしゃくしてしまった1番の原因はただこれだけなのです。ただ働けばいい・・・他人目からすると単純なことですが、実際の自分のこととなるととても複雑に考えてしまう。でも、それでいつまでも立ち止まっていたら、本当に大事なものを失ってしまう・・・そんな気がしたのです。

いやもはやもう手遅れかもしれません。それだけ言ってはいけないことを言ってしまったのですから。振られる覚悟なんてまるで出来ていません。彼女との楽しい思い出がもう途切れてしまうなんて。

でも諦めるものは諦めなくちゃいけない。そして前に進まなくては。

相変わらず鼓動が激しく、それに従うように求人探しを始めました。

彼女とは三日後会うことになりました。イルミネーションの綺麗な街でどんな宣告が待っているんだろう。9割の諦めと1割の期待。どちらにしろ、もう止まっていることで息が切れそうです。動くことで誤魔化されるのであればそれは癒やしです。


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プロフィール

うらじろ

Author:うらじろ
あれやこれやと転々として現在アラサー、フリーランスよりの無職。自己肯定感を高めるために、毎日成長記録を残します。



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